ふと不安になること
支援級がある今は、安心できる。
でも、時々こう思うことはありませんか。
この子、高校に行けるのかな。
中学までは仕組みがある。
でも高校は選択制。
「もし行けなかったら?」という不安が、先に立ちます。
次男くんが中学1年生になっている私自身も、このような不安は常にあり定期的に調査しており
という記事を以前掲載しましたが、
今回はそのアップデートとして最新の数字や各種記事、論文を交えて整理してみました。
まず知っておきたい事実
文部科学省の最新データによると、
👉 中学校の特別支援学級を卒業した生徒の進学率は 94.8%
つまり、
支援級に在籍していても、約9割以上が何らかの進路に進んでいる
という現実があります。
これは、調べ始めた当初から大きく変わっておらず、私自身も安心できました。
「高校に行けないかもしれない」という心配は、
数字だけを見ると、少し和らぎます。
その内訳はどうなっている?
進路の内訳はこうです。
- 高等学校等への進学:56.9%
- 特別支援学校高等部への進学:37.8%
- その他(就職など):約5%
ここで大事なのは、
進学先は一つではない
ということです。
「高校に行く=普通高校」ではない
小学生の保護者の方が感じる不安は、
「普通高校に入れるのか?」
という形で出ることが多いと思います。
でも実際は、
- 特別支援学校高等部
- 通常高校(合理的配慮あり)
- 定時制・通信制
- 多部制・チャレンジスクール
と選択肢は複数あります。
そして、数字で見ると、
約4割近くが特別支援学校高等部を選んでいるという事実があります
これは「行けない」ではなく、
その子に合う環境を選んでいる
ということです。
知的障害がある場合の現実的な傾向
知的障害がある場合、
特別支援学校高等部への進学割合は高めです。
理由は明確で、
- 個別支援が厚い
- 実習が充実している
- 卒業後の就労支援とつながりやすい
というメリットがあるからです。
一方で、
軽度域(IQ70前後)のお子さんでは
通常高校を選ぶケースも一定数あります。
今から何を考えておけばいい?
早い段階で、進路を決める必要はありません。
でも、
- 地域の支援学校を知っておく
- 進路説明会の存在を知っておく
- 卒業後の就労ルートを少し調べてみる
これだけでも、不安は大きく減ります。
中学3年生で初めて知るのと、
小学生のうちに一度聞いておくのでは、
心の余裕が違います。
今日の整理
- 支援級卒業者の進学率は94.8%
- 約57%が高等学校等へ進学
- 約38%が特別支援学校高等部へ進学
- 「高校に行けない」というケースは少数
不安は、情報がないと膨らみます。
でも、
選択肢はちゃんとある
という事実を知るだけで、未来の見え方は変わります。
小学生のうちはまだ決めなくていいと思います。
でも、「行き場がないわけではない」と知っていることは、
大きな安心になります。
本記事の数値は2025年12月に公表された令和7年度(2025年5月1日現在)学校基本調査の統計を基にしています。

