知的障害のある長男への性教育について、学校でお話を聞きました

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長男は重度の知的障害を抱えている、小学六年生。
そんな長男の学校に思春期の子供との接し方についてお話を聞く機会があったので行ってきました。

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知的障害者の性教育

特別支援校に通う生徒でも、長男の学校の子どもたちの様子を見ると、一般のクラスにいても全然おかしくないような子も少なからずいます。
取り組んでいる学習も様々であり、長男のように時計の読み方を練習している子もいますし、教科書などで学習する子もいるようです。

長男の学校で、思春期の子供との接し方という題材での集まりがあり、そんな子供達に性教育を行うという話を聞きました。
まだ教えても理解できないのではないかな?と思いつつ、最近は反抗期なのか、大きな声を出したり、何かをやる?と聞いても「やらない!」と答えるようなお年頃になってきた長男の学校での様子も聞きたかったので参加してきました。

そもそも性別の区別のないような我が家の長男に何をどうやって伝えるのでしょうか?

まずは、男の人と女の人の区別

性教育とはいえ、中学校になっていきなり教えるよりも段階的に教えていくということのようでした。いきなり子供の作り方…のような話ではなく、まずは男女の区別から教えていただいているそうです。

なるほど、たしかに必要な要素だと、納得しました。
健常児の場合、だいたい小学校1年生くらいから銭湯の男湯と女湯は明確に分かれてくると思います。
このくらいになると、男の子なら母親と女湯に行くのは嫌だと思うようになってくるのだそうです。
また、いろんな事が自分でできるようになってくるので、そろそろ一人でお風呂も入り始める頃でしょう。

ところが、長男のように自分で体を洗うことが難しい子供はお風呂でもある程度の介助が必要になってしまいます。
そんなときは、父親とお風呂に入る必要があるため、できないで外で騒いでしまうようになってしまうと、外でお風呂に入ることが困難になってしまうのです。
※幸い、うちの長男は小さい頃から父親の私と一緒にお風呂に行きたがってくれたので、助かっていますが…

男女で比べると、女の子のほうがこの点の理解は早いそうです。
男の人でも太っている人にはおっぱいがあるじゃん的な会話になってしまうそうで、まぁ確かにそういう男性もいるでしょう笑
男の子も、頭の匂いなどを気にする子がそろそろ出てきているようです。

学校としても、性犯罪者などが増えており、子供への教育が必要になった背景などがあり手探りでやってくださっているようです。
大変だとは思いますが、感謝しかありません。

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懇談会の話題は

性教育という言葉を聞くとちょっと構えてしまいますが、まずは男女の区別をしながら、外では肌を出さないというような内容を教えてくれるとのことでした。
それなら、我が家の長男もきっと理解してくれるのではないか?と思えましたし、家でも教えていかなければとも思いました。

家庭での様子を順番にお話する時間も割いていただき、我が家はお風呂で身体を洗ったときにくすぐったがりあまり洗わせてくれないというお話をしたところ、皆さんお風呂では苦労されているようで、足の洗い方やオチンチンの洗い方など色々なお話を聞くことができました。

改めてこういう場でないとなかなかお話する機会はなかったりするので、貴重な場だったと思います。

懇談会形式で開催頂いたのは良かった

最近、オンライン会議ばかりだったのでこういうリアルに顔を突き合わせるようなミーティングに参加することがぐんと減ってしまっていました。

ほぼ全員の親御さんは初めて見る(マスクだったので、わからないだけかも)顔でしたが、お話している内容は普段の子供達との生活が目に浮かぶようなエピソードが多く、またリアルな場で集まるという事がもたらす効果なのでしょうか。
少しホッとした気持ちが持てたと思います。
ともすれば孤独になりがちな知的障害者のお子さんの育児ではこういうリアルな場でのコミュニケーションがより重要なのではないかと思いました。

学校のように身元が明らかで、場を作る事も先生方がやってくださるので、成立する場ではあるかな?という気はしましたが、とても良い場だと思ったので、次回があれば是非参加したいと思いました。

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