長男は重度知的障害を抱えています。
彼の行動は予想外の宇宙人的発想でいつも親の私達の想像を超える事をいろいろとやってくれます。
そんな長男のちょっとしたいたずらについて少し書いてみます。
最近、レゴを組み替えて遊ぶようになった
長男のお気に入りのおもちゃにレゴがあります。
レゴのサイズ感は、トミカ・プラレールと一緒に組み合わせても違和感のないスケール感なので、プラレールの走る風景の中にレゴでできた家や乗り物を組み合わせてジオラマを作る遊びが大好きです。
発想が凄まじく柔軟なので、遊び方には驚かされる事も多いです。
ちょっと困るのはドアの付いたクルマやバスのおもちゃにとにかくたくさんのフィギュア(ミニフィグだけではなく、サッカー版の人形など、あらゆる人形や細かい部品)を乗車させ、詰め込みすぎてドアが開かなくなってしまうことも頻繁にあったりします。
そして、最近では組み上げてあげたレゴを自分なりにばらして改造して楽しむようになってきました。
ガラスを外し、柱をずらし、よりたくさんの人形が入るようにする…という、リフォームか?と思う内容ですが、組み立てる事を楽しんでいます。
プラレールの電車の駅を改造したい
長男がキーっとお怒りで何をしているのかな?と思ったら、プラレールの駅に貼ってあるシールを剥がしてしまっています。
シールを剥がしてしまうと、ただのまっさらなプラスチックになってしまい、形で駅であることはわかるものの、臨場感がまるでなくなってしまいます。
そんな事はお構いなしに、残りの台紙がきれいに剥がせないとお怒りの様子。
あらま、剥がしちゃったのか…ときれいに剥がしてやりましたが、ふと見ると他のシールもほとんど剥がされ、ただのプラスチックの塊になったあとでした。
剥がしたシールも大切な部品
そして、剥がしたシールを妻が捨てようとまとめておいたところ、細かいおもちゃの部品をまとめて入れておく缶にシールがごちゃっと詰め込まれていました。
どうやら、長男にとってはこの剥がしたシール(破けているし、爪で剥がした台紙部分含め、もうゴミだよ。。。)も大切な部品のようです。
きちんと細かい破片に至っても缶に詰められていました。
そして、次回遊ぶ時には他の場所に貼ったりしています。
物を粗末にするのか、大事にしているのか。
おもちゃだけならいいのだけど…
そして、大抵のお宅ではおもちゃ以外にも色んな場所にシールが張ってあるかと思います。
我が家でも例外ではなく、そこかしこに説明などを行うためのシールが貼られています。
長男が大事にしまっている剥がしてしまったシールを見ていたら、透明のベースに何やら難しい漢字で書いた文章が…
あれ、これっておもちゃのじゃないよな?と思ってよく見ると
ドアの蝶番のところに貼ってある、調整方法を書いたシール。
が無残な姿になって保管されていました。
ノォォ!と急いでドアのシールの跡に合わせて貼り直しました。
他にも、長男の行動予定表を作るのためにホワイトボードにラインテープを貼っていますが、これも得意げな顔でスーッと剥がしてしまいます。
これも、成長なのかと思いながらも、外でも同じことをしてしまうと困るので、剥がしてはいけないシールを剥がしたときには「ダメ!」と注意してきちんともとに戻す事を繰り返しています。
これからも、そのへんの注意書きが消えていないか注意しなくては。
今日の秘訣
- シールは大切な部品である。粗末に扱うことなかれ。
- ダメなことをしたときには「ダメ」と教える。
- ホワイトボードの行動予定表は今度は油性マーカーで作ろう。
自家製行動予定表と、その後の様子について、別の記事を書きました。
よろしければ、こちらもご覧になってください。