中学の特別支援級卒業後に選べる進学先はどのようなものがあるのか?

入試 子供達の未来
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中学校の特別支援級からの進学はどうやらできるようだとわかったところで、それではどのような進路があるのだろう?
「高校等」とひと括りになっていた進路について調べてみました。

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沢山の進路があると教えていただいた

Twitterで不安をつぶやいていたところ、親切な先生から様々な進路があると聞き、非常に勇気づけられました。
そして、将来的にどこを目指すのか?就業などを見据えて子供に過剰な負担がかからないように考慮しながら選択肢を残してやるのが親の努めという風に理解しました。

たくさんある選択肢

近々、学校の先生との面談が予定されているので、少しこの辺の実情を聞いてみたいと思っています。

そこで、調べた内容を整理して表でまとめてみました。
これまで聞いたことのない制度も多く、時代を感じます。

学校と説明

高卒資格が取得できるか?は就職などを考えると重要かと思い含めています。
説明はインターネットで調べた情報をベースに記載しています。
もし、誤っている内容などあればお知らせください。

学校説明高卒資格
高校(全日制、定時制、通信制)一般的な高校です。
全日制は昼間通う高校、定時制は夜間に通う高校。
受験は、効率全日制は5教科、定時制は3教科+面接、通信制は書類選考と作文、面接ということです。
特別支援学校高等部特別支援学校の高等部は、メリットとしては非常に手厚いサポートと生徒に合わせた職業訓練もしてくれる点です。
調べていて知りましたが、特別支援校の高等部は高校卒業の資格は得られないとの事です。(今、小学部に長男通っていますが、大学入試までは考えてなかったなぁ。)
しかし、大学受験の資格を得ることができるとのことです。
大学受験資格と高卒資格はイコールだと思っていましたが、大学受験資格は12年間の勉強で得られるためのようです。
高等特別支援学校高等部単独で設置されています。
一般企業へ就職できる可能性が高い生徒に対して、就労に重点を置いたカリキュラムで教育してくれます。
数はまだ少ないですが、登校可能な範囲に学校があれば就業には有利な資格などが得られるチャンスが高いと思われます。
職業能力開発センター職業能力開発センターは、求職者及び在職者の方が就職やスキルアップなどに必要な技能・知識を身に付けるために設置された公共職業能力開発施設です。
知的障害・精神障害の方を対象としたコースが複数あります。
高等専門学校(高専)後期中等教育段階を包含する5年制(商船に関する学科は5年6か月)の高等教育機関と位置付けられている学校です 。
一説では、高専の受験は内申点の比率が低いという考えがあるようです。
もし、特別支援級に通っていて学力はかなりある。という生徒さんなら内申点の不利があったとしても狙えるのかもしれません。
高等専修学校専修学校の高等課程には、学科によって1年制から5年制まで色々なコースがあります。
高等課程の3年制を卒業すると、専門課程(専門学校)に入学することもできますし、大学入学資格付与の指定を受けている学校であれば、大学や短期大学を受験することも可能です。
チャレンジスクール東京都が高校中途退学者・中学不登校者のために開校した3部制(午前・午後・夜間)、単位制の定時制高等学校です。
国語・数学・英語などだけでなく、芸術・福祉などの実習科目にも重点を置いているということです。
入学に際し学科選考はなく、志願申告書・作文・面接を総合して選考します。
クリエイティブスクール中学校までに、持てる力を必ずしも十分に発揮しきれなかった生徒を積極的に受け入れ、さまざまな教育活動をとおして、主体的に学び、考え、行動する社会的実践力を身につけた生徒を育てることを目的とした学校です。
神奈川県で実施している学校になります。
サポート校高等学校通信教育を受けている生徒や高校に行かずに高等学校卒業程度認定試験合格を目指す個人に対して、学習に対する支援などを行う教育施設です。
通信制高校や高校卒業資格を取得する事を単独で計画的に実施することは、相当な自己管理が要求されますが、その学習や生活をサポートしてくれる学校となります。
単独では卒業資格などを取ることはできませんが、他の制度と併用して利用します。
職業上の資格を並行して取得したり、学校により様々な特色があります。
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次男には何が向いているのか?

就業を考えた場合、高校卒業の資格は持っている方が有利になると思われます。
また、本人の努力次第でその先の進路(大学や専門学校)を目指す事も可能になるため、高卒の資格は取れる場所を選ぶべきと思っています。

また、社会に出た後家の中でじっとしているわけにも行かず、ある程度外に出て揉まれる経験も若い時期にさせてやるとなると、通学がベターですが、通信制(高卒単位取得)とサポート校(通学による社会への接触)を組み合わせるという選択も考えられると思います。

理論上の選択肢は多くあることがわかりました。
あとは、現実的に中学校卒業時に次男の生活圏内でどのような選択がなされているのか、その辺を聞いてみたいと思っています。
内申点などの運用なども小学校でも情報があるかもしれません。(学区の中学校は、次男の通う小学校のすぐ隣なので、交流が頻繁にあるかも?)

地域差が大きいのが現実

上記のチャレンジスクール・クリエイティブスクールは東京・神奈川の制度であり他の地域ではまだ始まっていないようです。
高等特別支援校もまだ数は多くなく、住んでいる地域によっては比較的長い電車通学などを覚悟する必要はありそうです。
お住まいの地域でまだまだ格差が大きい部分かと思いますので、情報収集は重要かと思います。

親のお仕着せにならないように ~今日の秘訣に変えて~

今は特別支援級に通っている次男ですが、徐々に通常級に寄せていかなければならないかな。と思っていました。
その様にできることに越したことはありませんが、それが叶わなかった場合でもまだまだ多くの選択肢が残っていて、何を目指すべきなのかを明確にしておけば、アクションも取りやすくなっていくかと思います。

検討する時間も長いほうがチャンスは多くなるはずなので、今のタイミングで調べたのは良かったかなと思います。
今後もこのような制度は新しく創設されたり廃止されたりと変化は止まらないでしょう。
その時々で良い選択ができるようにアンテナを張っておかなければと感じました。

一方、期待値を高くしすぎて子供の負担が大きくなってしまうと、せっかく育ってきている社会性や自己肯定の気持ちが失われてしまう事は避けるべきと考えています。

情報を調べつつ、子供の様子を見ながら、先生方と相談して決めていければいいかなと思っています。

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