後見制度と相談支援を“組み合わせる”という考え方
※この記事は、既に書いた「成年後見制度」、「特別支援校の卒業後の進路」の記事とあわせて読むと理解が深まります。
私はまだ、子どもを社会に送り出していません。
だからこそ、今のうちに考えています。
親がいなくなったあと、
この子はちゃんと見てもらえるのか?
後見制度や高校卒業以後の進路について調べたとき、
「お金や契約は守れる」「ある程度、将来は行く場所がある」と分かりました。
でも、どこか足りない気がした。
生活は?
毎日の様子は?
本当に大丈夫かを誰が見てくれるのか?
後見制度は“生活の監督者”ではない
成年後見人は、
- 財産管理
- 契約の代理
- 法的な同意
を担う制度です。
とても大切な仕組みです。
でも、
- 食事がちゃんとしているか
- 職員の対応はどうか
- 本人が元気をなくしていないか
を毎日見に行く人ではありません。
後見人=生活の見守り役
ではない。
ここを理解したとき、不安が残りました。
相談支援という存在
そこで出てきたのが「相談支援専門員」です。
相談支援は、
- サービス等利用計画を作る
- 定期的に面談する
- 事業所の変更や調整をする
生活側の調整役です。
つまり、
- 後見制度=法とお金
- 相談支援=生活と日常
役割が違う。
実は、制度上も“連携”が前提
厚生労働省の相談支援ガイドラインや、
自治体の後見的支援制度を見ると、
後見制度と相談支援を連携させる考え方が示されています。
これは偶然ではなく、
一人に任せない設計
が前提だからです。
(参考:厚労省 相談支援ガイドライン
横浜市 障害者後見的支援制度 など)
「監督者」を探すと不安が消えない
私が気づいたのは、
“誰が見てくれるのか?”と
一人の監督者を探すと、不安は消えないということ。
でも、
- グループホーム
- 日中活動
- 相談支援
- 後見人
- 医療
が別々に存在していたらどうだろう。
一つが崩れても、他が気づく可能性がある。
これが“網目構造”です。
理想形(今考えている設計)
- グループホーム:A法人
- 日中活動:B法人
- 相談支援:外部法人
- 後見人:第三者
全部を同じ法人にしない。
閉じない構造にする。
まだ実践しているわけではありません。
でも、今考えているのはこの形です。

私が怖いのは「孤立」
お金がなくなることよりも、
苦しい時、誰にも気づかれないこと。
それが一番怖い。
だから、
後見制度だけで安心するのではなく、
相談支援と組み合わせる。
そして接点を複数持つ。
今はその設計を考えています。
まだ答えは出ていません
私はまだ、送り出していません。
だからこれは、完成形ではありません。
でも、
- 後見制度だけでは足りない
- 相談支援だけでも足りない
- 組み合わせると網になる
ということは分かりました。
同じ不安を抱えている方と、
一緒に考えられたらと思っています。


