我が家の次男は知的障害はないが、自閉症スペクトラムの診断で特別支援級に通っている小学2年生です。
そんな次男は毎日の日課としてピアノを弾いています。
ピアノを弾く事が私よりもずっと上手!
次男は、(少なくとも私よりは)上手にピアノを弾く事ができます。
片手でメロディを弾いたり、コードを曲に合わせて抑える程度しかできない私と違って、両手でリズムと伴奏を器用に弾きます。
楽譜も読めるようですが、楽譜にカーテンが掛かったままでも弾いていたので反復練習の成果で手が覚えているのでしょう。
ピアノは幼稚園から習い始めた
次男が幼稚園に入園するとき、何か一生続けられるような趣味や特技を身に着けられればと思いました。
次男の入園した幼稚園ではいくつかの習い事が用意されていて、比較的安価に習うことができました。
そこで、スポーツ(サッカー、水泳)とピアノをやらせてみました。
サッカーは最初の年であまり好きではないことがわかりやめてしまいましたが、水泳は卒園まで続けることができました。
あまり得意ではないものの、水泳で顔に水をつける事ができるようになったりと、随分成長させてくれたと思います。
そして、ピアノは外部の音楽教室の出張教室のような扱いで、卒園後もピアノ教室を継続させてもらっており、週に1回ほど練習させて頂いています。
かれこれ5年近く続けていることになります。
一定量の練習を毎日繰り返すことでピアノが上達
次男のピアノは教室だけではなく、自宅でも妻と一緒に練習しています。
妻は子供の頃ピアノを習っていたので、今のところ次男の持ってくる楽譜を弾いてやることができるようです。
そして、毎日の練習が重要ということを知っているので、短い時間でも毎日練習させています。
練習量は、1分程のフレーズを2回弾くくらいです。
先生に教わるときまでに教わったことを繰り返すのだそう。
こういう練習をしていると、先生に習った時に一気に上達することがあるようです。
確かに、次男の上達は坂道のようではなく、階段状に上達しているように見えます。
ピアノはかなり前に、妻が趣味としてやればいいと購入した電子ピアノですが、すっかり放置されていたものが、こんな形で役に立っています。
(なお、妻が弾いている姿はここ数年見かけません)
小さい頃から練習して、得意なものを身につけられるように
ピアノを習っていると毎年の発表会(それなりにお金かかります)へのお誘いがあり、ステージ上で演奏するという機会があります。
大人でもきっと緊張する場面。
こういう経験を積むのも本人が拒否しなければ有意義なのではないかと思っています。
次男は過去に2回ほど参加しました。
少なくとも、親にはとてもいい思い出になります。
健常児が同じだけのトレーニングをしたら、もっと上手に弾けるのかもしれません。
しかし、「何かをやり遂げた」という事実。
そして、長時間の積み重ねが重要なものは他の人にはなかなか真似のできない特技にもなりますし、趣味でやってくれればいいので、今後も本人が嫌にならなければ続けてもらいたいなと思っています。
今の幼稚園に来ている教室は中学・高校になって続けられるのか、先生が変わってしまっても本人が嫌にならずに続けられるかはわかりませんが、末永くのんびりマイペースでやってくれればと思っています。
今日も、流暢なピアノの演奏が聞こえてきます。
がんばれ!次男!
今日の秘訣!
- 好きなもので自信の持てるものを持とう!
- 毎日、ちょっとずつの練習が物を言うものなら、少しずつ上達できる
- 「何かをやり遂げる」という経験が子供を成長させてくれる