我が家の次男は、自閉スペクトラムの診断を受けています。
知能が基準を満たさないため、療育手帳は取得できませんが、精神障害者福祉手帳を取得し特別支援級に通っている、一見するとごく普通の男の子です。
いや、むしろ長男に似ており、なかなか将来楽しみな風貌。
が、時々困ったことをやらかします。
空気が読めない ≒ 思ったことをすぐに口にしてしまう
一見すると、普通の男の子と同じように見える次男ですが、やや一般的な子供とは異なる部分はあります。
これを個性といえば個性なのかな?と思いますが、やはり一般的な子供とはちょっと違っているのでしょう。
まず、他人の心情を理解することが苦手。というか、想像できていない。
その発言はいわゆる、「空気が読めない」人そのもの。
空気を読まずに明るく振る舞ってくれるのは時々救いだな~と思うこともありますが、他人との付き合いで苦労することになるでしょう。
思ったことを即、口にする
先日、道の駅に併設されている公園で遊んでいて、たまたまそんなシーンに遭遇しました。
次男が滑り台で遊んでいると、他の男の子と妹さんの2人が次男の前に並んでいました。
特に横入りしたという事はありません。
妹が長い滑り台にちょっと尻込みして先に進めなでいるところを、お兄ちゃんがどうにか抱えて一緒に滑ろうとしている。
健気なお兄ちゃんだなと私は思ったのですが。
そこに、次男が一言
「遅いな~、早くしてくれよ。」
(ちょっ、おま。これは空気読まなすぎだろ!?)
ちょっとお兄ちゃんが気の毒になったので、私は
「そんなこと言っちゃだめだよ」
とたしなめると、次男は
「だって、遅いんだよ!」
「雨が降ってきた、濡れちゃうよ!」
と小雨が顔に当たるのが気に入らないのか、波状攻撃を繰り出してくる。
明らかに焦っていたお兄ちゃんでしたがついにキレて
「ケンカ売ってるのかよ💢」
「こんな小雨で濡れるわけ無いじゃん💢」
となってしまった。
あぁ、ゴメンな。お兄ちゃんよ。うちの息子は空気が読めないんよ…
他人の心情を想像することが難しい特性
次男はおそらく学校でもこうなのだろう。
友達と一緒にドミノを並べていると、作っている途中で倒して一人でゲラゲラ笑っている。
と、連絡帳に書いてあったことがある。
友達はせっかく作りかけたものが倒されて、すっかり引いてしまっているのに…
先生に注意されて、初めて口先だけで謝る。
悪気はないのだが、これが次男の周囲との付き合いで難しいところなのでしょう。
大人になるにつれて、過ごしにくくなるのは目に見えています。
いや、今もすでに学校でも一人で遊ぶことが好きだと言っている。
きっと、大人の見えないところで子どもたちとうまく接することができないでいるのでしょう。
少しずつ学んで行かなければならない。
今日の秘訣!
- 人は見た目だけで判断してはならない
- 厳しく言ってもおそらく理解できない。体験で学ぶようにいろいろと工夫する。
- 成長を見守っていかなければ
そんな次男を立ち直らせてくれるかも?
彼に人の道を教えてくれるヒーローが出現しました!