次男くんは支援級に通う小学4年生。
最近、時間に関する指示の仕方について感じたことがあったので書いてみます。
時間に几帳面に鳴ってきた
次男くんの朝は
- 6時半に起床する
- 朝食を食べる
- 歯磨きと身支度をして7時50分頃に家を出る
- 通学班の集合場所に向かう
というのが基本的な流れになっています。
以前は遊ぶことに夢中になって歯磨きを忘れる…などもあったりしましたが、最近では時計を意識することできちんと時間通りに行動することができるようになってきました。
時計がずれていた!その時の行動
時計が5分遅れている!
私が食卓のテーブルに座っていると、次男くんが血相を変えて「時計が遅れている!」と言っています。
どれどれ。と見てみると、時計はあっていました。
どうやら、長針と短針を見間違えていたようで、7時35分を7時40分だと勘違いしたようでした。
発生した5分の余裕時間の行動
いつものスケジュールでは、7時40分に歯磨きを開始して、終わった後の7時50分までの間、毎朝楽しみにしているマンガを読むのだと話していました。
そして次男くんはいつも通りのスケジュールをこなすべく、
時計をじっと見ながら待っていました
ややや、せっかくの朝の貴重な5分を時計を眺めて過ごすのか?
それは時間がもったいないと思い、すぐに歯磨きをして終わったら漫画を読めばいいと話しました。
次男くんは朝の貴重なマンガタイムを無駄にせずに済んだのでした。
時間に関する指示の問題
今回のことで、私が感じたことは
この先、次男くんはこのような事でどれだけ時間をロスし続けていくのだろう。
ということでした。
今回の件は、仕事の上でも起きうる指示の曖昧さによる問題であると思われます。
時間に関する指示の仕方の問題
この事は、時間に関する指示の問題なのだろうと思う。
次男くんのような子に、
7時40分になったら、歯磨きをする
と指示すると、それは文字通り7時40分に歯磨きをすることを意味します。
7時35分でもなければ、7時41分でもなく、7時40分ぴったり。です。
最近、時計を気にすることができるようになり、極端に几帳面な特性が出たのだろうと思います。
特性に合わせた正確な指示が必要
では、どのように指示すればよいのでしょうか?
プロジェクト管理する中ではタスクの中に「制約条件」の存在するものが存在します。
この辺の「制約条件」に関する曖昧な指示はしばしばロスやトラブルに繋がることがあります。
仕事も、子育ても共通する部分がありますので、このようなタスクの指示の仕方を適用すれば良さそうです。
朝の次男くんのような行動をしてもらいたい場合、
7時35分を待って開始する
のように指示する必要があります。
また、開始に制約条件がないタスクについてはどんどん前倒しして良いので、
7時35分迄に開始する
と、これまた明確に指示を出します。
(仕事の場合は前倒しが奨励される環境の場合が殆どなので、暗黙のうちにこの性質が共通認識がある場合がほとんどです。)
日常生活では曖昧になりやすい部分ではありますが、このように指示をきめ細かく出してやらないと、次男くんのようなこの時間はどんどん無駄になってしまうのではないだろうか?
おそらく、妻が次男くんに与えた指示は
7時35分に開始する
というものではなかったでしょうか。
大人の「普通」の感覚では(先の暗黙の共通認識が大人にはあるため)全く問題のない指示ですが、この指示には、「を待って」とも「までに」とも含まれておらず、実行する次男くんが「判断」しなければならない状況に陥ります。
大抵の人は、自分に都合よく解釈したいバイアスや「常識」という「共通認識」を持つので、「~までに」と解釈する「確率が高い」だろうと思われます。
しかし、几帳面な次男くんは文字通りに「を待って」と解釈したために朝の貴重な5分間を時計の秒針が動く様を眺めて過ごす羽目になるところでした。
明確な指示が生きづらさを軽減できるかもしれない
普段の生活で常にこんな細かいことに神経を使っていたら、親のほうが疲弊してしまいそうですが、ビジネスではそのようなやり取りが必要な場面も体験しているかと思います。
常にできる必要はないと思いますが、お子さんと話すときにほんのちょっとした意識することでのお子さんの「生きづらさ」が少しでも軽くなるのではないかと思います。
今日の「秘訣」!
- 子供は想像がつかないくらい融通がきかないことがある
- ちょっとだけ明確に指示をすることでお互いのストレスを軽減できる
- でも、気にし過ぎは禁物。失敗しても次に気をつければ良いやというルーズさも必要です