ディオ様とザ・ワールドじゃないですが…
我が家の次男は、知的障害の範囲には入らない(とはいえ、境界線近辺ですが。)が、自閉スペクトラムと診断され、特別支援級に通っています。
次男は妙なテレビの見方をします。
おそらく自閉スペクトラムの特徴に含まれるのかと思いますが、今日はその様子を書いてみます。
ひたすら、一時停止!
お気に入りのテレビを見ていると、ピタッと止めて
再生→一時停止→再生→一時停止…
という繰り返しをしながら見ています。
ゲームでは、「マリオカート」・「ヨッシークラフトワールド」・「大乱闘スマッシュブラザーズ」等を遊びながら、衝撃エフェクトをコマ送りのように再生して観察しながら楽しむという、私は見たことのない奇妙な楽しみ方をしています。
マリオカートなどでは、さっと1回レースを走りそのリプレイ映像を
再生→一時停止→再生→一時停止…
という風に楽しんでいます。
気に入った構図などがあると、そのまましげしげと眺めていたり、角度を変えてみたり。
最初は、
こいつは映像に興味があるのかな?
映像作家とか、意外となっちゃったりして!
なんていうふうにも思ったものですが、徐々にその楽しみ方は通常の映像作品の鑑賞にも現れ始めてきました。
いまでは大好きな「スポンジ・ボブ」や「かいけつゾロリ」、「ドラえもん」などもそのような楽しみ方をしています。
これも自閉スペクトラム特有のものなのかもしれませんが、次男は全体的な見通しをもって物事を考えることが苦手です。そのため、断片的なシーンを楽しむ傾向が強いようです。
映像作品を全体的なストーリーではなく、断片的なシーンの集まりとして捉えているようです。
一見すると、他の子供と変わらないように見え、算数が好きで学校のプリントでも90点、100点を普通に取る次男ですが、やはりこういうところで自閉症スペクトラムの特性が伺えるのかなと思います。
もしかしたら、ものすごい動体視力高くて全てコマ送りに見えていたり…なんてないかな。
特性(個性)として、付き合っていく
これをやめさせようとすると、次男はテレビを見ることをやめてしまいます。
(徐々に反抗期の雰囲気もまとい始めているので、その一端なのかもしれません。)
あまり強く言い過ぎると楽しみがなくなってしまいますので、最近では大好きな「ウルトラマンZ」は敢えて録画やオンデマンド配信では見せないようにして、リアルタイムで見るようにしています。
大好きなものは苦手でも理解しようと努力してくれるようです。
次男のヒーロー、ウルトラマンZについてのお話は別記事にも書いてみましたので、よければご覧になってください。
今日の秘訣!
- 奇妙なテレビの見方をしても、注意はするが無理にやめさせることはしない
- 少しはリアルタイムでテレビを見るように誘導する
- このユニークな視点が、将来なにかの強みになってくれることを願ってみよう!