長男は、重度の知的障害の判定を受けていて、特別支援学校に通っています。
言葉はあまり得意ではない長男ですが、意外な長所があるようです。
祝日、珍しく次男がデイでお出かけの日
普段は、ほぼ毎日デイに通っていて、弟がいない日なんてない長男。
この日は、めったに無い長男が主役になれる日です。
なので、長男が行きたいと言っている場所に行ってやりたいと思い、本人に聞いてみました。
普段は「イオン、スパゲティ」「ヨーカドー、ラーメン」が多かったですが、最近は「イオン、アッアウイ(かっぱ寿司)」がお決まりの長男。
この日はどうかな?と思って聞いてみましたが、今日はいつもと違い近所の大型ショッピングモールに行きたいと言い始めました。
コロナで混雑が心配でしたが、混んでいるようならスルーしてイオンに行けばいいかと、とりあえず出発してみることに。
駐車場までの列も意外と混んでいなかったので、そのままショッピングモールに入ることにしました。
電車、座る
長男お気に入りの屋上駐車場に駐車してフロアに入ると、周囲のお店を見ながらごきげんな様子。
ニコニコしながら歩いています。
そして、ふと急に「でんしゃ、うあう(座る)」と言い始めた。
私はすぐにピンときたが、妻はうまく聞き取れなかったようです。
このショッピングモールには、鉄道模型を見ながら過ごせる喫茶店があります。
かなりマニアックなお店ですが、ジオラマ大好きな長男には最高のお店です。
このショッピングモールには、めったに来ることがなく1年位前に来て以来だと思いますが、長男にはいい思い出だったのでしょう。
ちょっとドリンクのお値段はお高めでしたが、一緒に入ることにしました。
それから1時間ちょっと、飽きてゲームを始める弟もいない環境で、コロナ影響で広々したスペースでジオラマを堪能した長男。
リアルな駅や地下鉄をいつものように手をひらひらさせながら一生懸命見ている。
ほんと、幸せそう。
ちょっと出費は痛かったですが、良い時間が過ごせたと思います。
意外と記憶力あるある
長男は、知能指数は低いのですが、意外と記憶力は良いのではないかと思う時があります。
これ以外にも、道をよく記憶していて、いつもと違う道を走ると、キレてお怒りになる「お兄ちゃんナビ」はなかなか高性能で口うるさいのです。
車で2時間ほどかかる私の実家への道もおおよそ覚えていて、途中まで同じ幹線道路を走って違う場所に行くとき、実家に行くのかと思い曲がる場所を指示してくれたり、私が道を間違えてしまったときにも、正しい場所で曲がるように指示をしていたこともありました。
得意なことは伸ばしてやりたいなと思います。
どうやってやれば良いのか、色々調べなくてはなと思いました。
後日談
この記事の出来事は1ヶ月ほど前の出来事でした。
その後、同じショッピングモールに行ったところ、そのお店はカフェとしての営業は終了してしまい、ただの鉄道模型のお店になってしまっていました。
あの時、行っていなければもう楽しむことができなかったと思うと、行っておいてよかったと思いました。
今日の秘訣!
- 子供の長所を発見して伸ばすのは、先生だけじゃなくて親もやったほうがいい
- でも、どうやってやるのかは調べたり、相談しながら見つけよう!
- 良いと思ったことはすぐにやる!「次」があるとは限らない!