UNOで遊ぶ

おもちゃ・グッズ
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次男くんは知能指数が基準を満たさないため、知的障害とは判定されずに療育手帳は発行されませんでしたが、精神障害者福祉手帳を発行してもらい、特別支援級に通っています。
そんな次男くんが楽しく遊ぶおもちゃについて。

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友達とのコミュニケーションツールとして

次男くんは、友達との距離をうまく取れない性質があります。
そのため、周りで友達が遊んでいても、一人でポツンとしてしまうことが多いようです。
その点は、学校やデイの先生も気を使っていただいて、色々と声がけなどを行ってくれているようです。

そんな次男くんが楽しく遊んでいるというカードゲームがUNOでした。

最初に私がUNOを遊んでいる場面を見たのは、従兄弟が持ってきた「UNOアタック!」というボタンを押すと大量のカードを引かされるという特殊なものでしたが、ルールを理解してすぐに参加できている様子を見て、家でもやってみたらいいと考えて購入しました。

遊びは子供にとって(ときには大人にとって)の共通言語になるため、メジャーなゲームで遊べるという事は大人が思っている以上に有効なのだと思います。

最初からアタック!はちょっと大げさかなと思い通常版を購入してみました。

親子のコミュニケーションにもいい

重度の知的障害を抱えている長男くんは残念ながら参加できませんが、私と妻と次男くんの3人で遊びます。
最初はカードも丸見えで見えてしまう持ち方しかできなかったり、私や妻のカードを覗き見ようとしたりとなかなかカードゲームのセオリーを無視しまくりな次男くんでしたが、デイでもスムーズに遊べるようになったのか、徐々にカードゲームとして成立するようになってきました。

まだ、駆け引きなどは理解していませんが、たくさんのカードを引かせるためのかんたんな作戦を駆使したり、デイで覚えてきたローカルルール(異なる色の同数字を同時に出す)などを駆使するようになったりと、成長が見られるのも楽しみな部分です。

また、最初は負けると泣いていたものですが、この辺もこなれてきたのかビリになっても泣いたりしなくなりました。

遊びから、多くのことを学べる

客観的に観察すると、このゲームから以下の様なことが学べるようでした。

1.ゲームのルールを理解し、従う

ゲームのルールを理解することは、物事の因果関係を理解するという事に役立っているようでした。
こういうふうに出せば、勝てるという勝ち筋を他の子供の見様見真似で獲得することで、更に理解が深まり自分なりの解釈ができるようになるようでした。

また、ルールの理解と同時に従うという事も学ぶことになります。
ルール違反すると、周囲の子供から指摘されるのでしょう、間違えた出し方をすると指摘してくれたりします。
これは、体験的にルールを破った場合の状況を学習しているということにも繋がり、「ルールを守る」という大切なことも短時間で学んでくれているようでした。

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2.相手とのやり取り

1.のルールを守るという点もやり取りから学ぶことの一つですが、コミュニケーションを体験する事ができているようでした。
例えば、UNOでは最後の1枚になると「ウノ」と声を発する必要があるというルールがありますが、これを相手の残りカードを見ながらやるか・忘れるかを観察しているなど、周囲への観察眼が養われているようでした。

3.カードの扱い方

カードを相手に見られないように手元で保持する動作は、大人が思っているよりも難しいらしく丸見えになってしまっていました。
このようなゲームを繰り返すことで手元の器用さを養えるかもしれないなと感じました。

たまには、アナログなゲームも楽しむと良いでしょう

最近のゲームと言えば、ゲーム機を使用したデジタルなゲームが中心となっていますが、時にはこのようなアナログなゲームも楽しいものです。
デジタルと違って、面倒なところも残っていてそれを自分でやるという体験はゲーム体験の本質ではないのかもしれませんが、成長途中の子どもたちにとってはそこから得られるものも多いのではないでしょうか。

今日の、「秘訣」!

  • デジタルの便利さでは得られないアナログの面倒くささを敢えて体験してみよう
  • 「面倒くささ」からも得られるものはたくさんある
  • アナログゲームは一人では成立しない。親も一緒に遊んで楽しんでしまおう!

あまりお子さんと遊べていないと思う親御さんは、たまにはアナログゲームで一緒に遊んではいかがでしょうか?

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