療育手帳は作るべき? → YES!作るべきです!

日記帳と花瓶 療育手帳
この記事は約5分で読めます。

我が家の長男は重度の知的障害があり、現在は特別支援校に通っている小学6年生です。
次男は知的障害はないものの、支援級に通っている小学2年生です。

長男は療育手帳、次男は精神障害者福祉手帳を発行していただいています。

療育手帳の発行には様々な理由から、躊躇されている方もいらっしゃるかと思います。
我が家のケースとなりますが、療育手帳について書いてみたいと思います。

スポンサーリンク

この記事で言いたいこと

  • 療育手帳または精神の手帳は判定できるならば作るべき
  • 手帳の発行は手間はかかるがデメリットはない
  • 提示義務もなし。将来履歴書に書く必要もない

療育手帳はメリットしか無いので作ったほうがいいです

メリットしかないので、もし療育などに通われているならば、相談の上作ったほうが良いです。
大切な子供の子供である時間を一緒に過ごす事が少しだけ楽になります。

一部で誤解されているような極端な優遇ではないと思いますが、非常にありがたい制度なので、使えるのであれば積極的に活用していく事をおすすめします。

私の知人は支援の一つである税金控除の内容である、所得控除と税控除の違いを理解していませんでした。税金が何十万円も免除されるような制度ではありません。

知的障害の場合知能指数で判定されるので、知能指数が高めの場合には発行されない場合があります。
その場合でも、かかりつけの臨床心理士さん等に相談の上、診断書を発行してもらって精神障害者福祉手帳を取得できる場合もあります。
すでに療育で医療機関に通っているなどあれば相談すると良いと思います。

次男は、IQは高く(それでも境界線をちょっと超えているくらいでしたが)療育手帳は取得できませんでしたが、普段見ていただいている臨床心理士の先生に相談したところ、精神障害者福祉手帳なら出せる状態であるとのお話をいただきましたので、診断書を頂いてそちらで取得しています。

療育手帳で受けられる支援

いずれも、過度な期待は禁物ですが、

  • 税金(所得税、住民税、自動車税など)の控除や減免
  • 公共料金の割引や減免
  • 交通手段(公共交通費やガソリン代)の補助
  • 公共施設の利用料金への割引や減免

などがあり、せっかくなのでしっかりと活用して子供との時間を楽しみましょう。

せっかくお出かけしても、ほんのちょっとしか居ないで帰ることになることもあり、駐車場代が高く感じることもあったので、地味におでかけのハードルを下げてくれています。
このサイトでは、実際に遊びに行った場所で療育手帳のサポートが受けられたかなども含めて紹介しているので、もし行きたい場所があるようでしたら参照していただけると嬉しいです。

遊び場

遊びに連れて行った場所を紹介します。

発行はどうやればいいのか?

児童相談所または障がい者更生相談所で判定してもらいます。

児童相談所で子供と面接や知能テストを行い、その結果によって軽度~最重度と段階を判定します。
判定の内容は自治体ごとに異なる場合もありますが、概ね知能指数75未満が軽度の基準になっている事が多いようです。
定期的に再判定が必要となっており、判定の都度段階は見直されます。

結果として我が家の長男のように、再判定でより重度と判定されることもあれば、成長に伴って判定が変わり発行されなくなることもあります。
事態が良くなっているとは思っていませんでしたが、「重度」の文字を見たときにはちょっと凹みました。理屈じゃないんですよねぇ…

スポンサーリンク

デメリットはないのか?

手帳を取得した後のデメリットはありません。

療育手帳が発行されたとしても、子供の履歴書に書かなければならないということもなく、所持していても提示しなければいけないという義務はありません

制度上のデメリットはないが

発行するためには申込みの上、児童相談所に平日に行かなければならないので、うちの場合は私が一緒に行くために会社を休む必要がありました。
手間がかかるという点はやむを得ないと思います。

ある程度大きくなったお子さんが判定されることで傷つくという事は心配な点かと思います。
我が家の場合、二人共まだ小学校入学前に判定を行ったので、本人の意向は全く心配していませんでしたが、ある程度物事を理解できる次男が小学校高学年に差し掛かったとき、どのように話をするべきなのか、この先悩むのかもしれません。
普通級に通われているお子さんの場合にはまずは療育の先生とも相談されるとよいかと思います。

最初は悩んだ

今は絶対作ったほうが良いと思う私ですが、最初は悩みました。
最初に「療育手帳」という言葉を聞いたとき、私が感じたのは「子供が世の中の隅っこに追いやられていく」というイメージでした。
今思えば、子供の状態に名前や形を与えることでなにかの結論が出てしまうのでは。と漠然とした恐怖を感じたのだと思います。
子育ての大きな方針は妻に任せることにしよう!と決めていなければ夫婦で揉めたかもしれません。

このイメージは、手帳を取得した後8年位変わらず、変わったのはつい数ヶ月前です。
ファイナンシャルプランナーの勉強で様々な制度を知ったことをきっかけに、いろいろ調べたのが大きかったと思います。
また、子供の状態に少し自分の中で折り合いがつけれたという事もあるかもしれません。

いろいろと紆余曲折し、知識を得た結果として、

デメリットなし!
メリットは大きいので、使えるならば使うべき!

という結論に至りました。

もう少し詳しい情報を追加しています。

本記事が大切な子供と一緒に過ごす時間を楽しむための一助になればと思います。
得られる支援や実際に使ってみた内容などは別の記事で公開していきます。

もし、よろしければ下記の記事も御覧ください。

タイトルとURLをコピーしました