自閉症スペクトラムの長男のルーティーンの変化

繰り返し矢印 子供と付き合うコツ
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我が家の長男は重度の知的障害をもち、自閉症スペクトラムの診断を受け特別支援校に通う小学校6年生。
とにかくいつも通りが大好きな長男ですが、ときどき、少しずつ生活が変わるときがあります。

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次男を療育に送迎。その間長男はどうするかと言えば…

2020年の夏もそろそろ終わり。

今年の暑さは異常と言えるくらいものすごく、毎週土曜日に次男の療育にクルマで送り出すことにしています。

10分程の道のりではありますが、長男のドライブがてらディスカウントショップをちょっとうろついて、アイスを買って食べるのがルーティーンになっているのでした。

買っているアイスは、大体固定になっていて、「クーリッシュ」が好物です。
最近までは「パピコ」の桃味が大好きだったのですが、季節限定だったのか店頭に並ばなくなり、「クーリッシュ」を食べることが多くなっています。

ディスカウントショップでのルーティーン

長男は決まったパターンで動くことが大好きです。
※こだわりが強いともいいますが。

  1. クルマでお店に到着すると、常に「屋上!」とリクエスト
    屋上の開放感が好きなのか、夏でも雨の日でも屋上をリクエストします。
    しかし、開店直後には屋上駐車場は開いていない事もあり、大抵はまだ開店直後のまだ空いている駐車場に停めることになります。
  2. 店内に入ると、「かいだん」と指定するので、階段を降り、2階に移動
  3. 別棟にある100円ショップをちょこっと覗いて
  4. ゲームセンターを一周した後
  5. 映画館のフロアに上がってトイレに入り
  6. 最後は向かいの棟にある食料品コーナーでアイスを購入…

というのが決まったパターンになります。

今日はちょっと違っていた

ところが、ある日このルーティーンが変化します。

  1. 「屋上!」のリクエストなし。
    開店直後なので、屋上に停められることは少ないのだが、要求がないのはいつもと違う
  2. 店内に入ると、「さんかい」と指定があった。
    いつもは行かないフロアだ。
  3. 3階に入ると、ペットショップにある爬虫類の小部屋を指差し、「はいる」と言う
    爬虫類か~。珍しいのはいいけど、大声出したりして騒ぎになると困るかもなぁ。
    でも、ここは我が子を信じてみよう。と思い入室。
  4. 無事に爬虫類部屋をチェック
    個室に入り込んで鳥やネズミ、トカゲなどをしげしげと眺めている。
    ちょっと、動物に興味が出てきたのかな?と思ったが、油断は禁物。長居も禁物。サクッと出てきた。
  5. 横目に子犬をチェック
    今度は展示されているワンちゃん、熱帯魚、ニコニコしながら眺めていた。
    足音をバタンバタンさせるので、静かにしようと注意。
  6. 犬のトレーニングサービスの部屋を指差し「○○(弟の名前)、はいる」という
    居ないんだけどなぁ…
  7. そして、2階に戻り
  8. 別棟にある映画館のフロアに上がってトイレに入り
  9. 最後は向かいの棟にある食料品コーナーでアイスを購入…

という風に変化しました。
青字の部分が今回のルーティーンの変化したところです。

そして、このルーティーンは既に4週間ほど維持されており、どうやら定着したようです。

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ルーティーンは時々変化する

長男のルーティーンはこれだけではなく、食事などにも出ていることが多いです。

例えば、大好きな納豆ですが、食べるときには毎食食べるのが、突然パッタリと食べなくなり「のり」を毎食食べるようになったりします。

切らすと困るだろうと在庫していると、突然の変化に対応できず大量の納豆が冷蔵庫に保管されることになったりします。

これも、のり→納豆→ふりかけ…という感じで繰り返しているので、定期的に訪れる行事のような感覚で付き合っています。

今日の秘訣!

  • 自閉症スペクトラムの子供は同じことを繰り返す事を好むことがある
  • とにかくこだわる
  • しかし、変化が訪れることがある。しかも急に
  • そんな時は、慌てず騒がず「新しい習慣」を見極めよう
  • 食事のこだわりへの在庫は食べられる位の抑えてほどほどに

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