
家庭が安心できる場所になると、子どもは挑戦できる
― 自己肯定感を考える⑤
これまでの記事では
について整理してきました。
そこで見えてきたのは
自己肯定感が下がると、挑戦そのものが怖くなる
という構造です。
挑戦を避ける悪循環
子どもが新しいことを避けるとき、
次のような流れが起きていることがあります。
挑戦が減ると成功体験も減り、
さらに自信が下がってしまいます。
この循環が続くと、
子どもは少しずつ新しいことに挑戦しなくなります。
回復循環
しかし逆の流れもあります。
小さな成功体験が増えると、
子どもは少しずつ挑戦できるようになります。
「叱らない=甘やかす」ではない
ここで一つ、よくある誤解があります。
自己肯定感を育てるというと
叱らないこと
だと思われることがあります。
本記事でもそのようにお伝えしていますが、目指しているのは結果は同じものです。
叱るという行動の目的は、本来
ことだと思います。
これに気持ちが乗ってしまい強く出すぎてしまった接し方が
「叱る」という事で、「怖がらせる」事は副作用です。
つまり大切なのは
叱るかどうかではなく、次の行動につながる関わり方だと思います。
家庭でできること
では、家庭ではどのような関わり方ができるでしょうか。
ポイントは3つあります。
① まず受け止める
「なんでやらないの?」
と言いたくなる場面は多いと思います。
しかし、まず
「今日は難しそうだね」
と受け止めることで、
子どもは安心します。
安心できると、人は次の行動を考えやすくなります。
② 小さく始める
成功体験は
小さな挑戦から生まれます。
例えば
- 1問だけやる
- 5分だけやる
- 途中まででもOK
こうした小さな成功が、
次の挑戦につながります。
③ できたことを伝える
結果だけではなく、
行動を伝えることも大切です。
例えば
「ちゃんと始められたね」
「少し進んだね」
こうした言葉は
成功体験をはっきりと認識させてくれます。
家庭の役割
学校や社会では
が避けられません。
そのため、子どもは外で多くのストレスを受けます。
だからこそ家庭は
安心してエネルギーを回復できる場所
であることが大切です。
まとめ
子どもが挑戦を避けるとき、
それは「やる気がない」のではなく
挑戦するエネルギーが減っている状態
なのかもしれません。
家庭が安心できる場所になると、
子どもは少しずつ挑戦できるようになります。
小さな成功体験が増えることで、
自信はゆっくり育っていきます。
家庭は、子どもが挑戦するエネルギーを回復する場所。
毎日うまくいくとは限りません。
それでも、安心できる場所があるだけで、
子どもは何度でも挑戦することができます。
