子どもが宿題をやらない理由- 自己肯定感を考える③

子供との生活
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子どもが宿題をやらない理由

家庭でよく聞く悩みの一つに、
「子どもが宿題をやらない」というものがあります。

机に向かおうとしない。
何度言っても始めない。
気がつくと別のことをしている。

多くの場合、親はこう感じます。

「やる気がないのではないか」
「怠けているのではないか」

しかし、少し違う見方をすると、
別の構造が見えてくることがあります。

それは、子どもにとって宿題が
単なる作業ではなく「挑戦」になっている
という見方です。


親にとって宿題は「作業」

大人にとって宿題は、多くの場合

  • やるべきもの
  • やれば終わるもの
  • 毎日の課題

として見えています。

宿題は大変ではあっても、
「やれば終わる作業」です。

そのため、親から見ると

「なぜ始めないのか」

が理解しにくくなります。


子どもにとって宿題は「挑戦」

一方で、子どもの側では
宿題が次のように見えている場合があります。

宿題
できないかもしれない不安
間違えるかもしれない
怒られるかもしれない

このように感じているとき、
宿題は単なる作業ではありません。

失敗の可能性を伴う挑戦

になります。


宿題の「開始」は意外と難しい

宿題は、問題を解くことだけではありません。

始めるまでにもいくつかの段取りがあります。

例えば

何からやるか決める
ノートや教材を出す
問題を理解する
解き始める

このように、宿題には
「始めるまでの段取り」があります。

このような行動には
実行機能と呼ばれる力が関係します。

実行機能は

  • 始める
  • 順番を決める
  • 注意を保つ

といった行動を支える力です。

そのため、子どもによっては
宿題の「開始」は大人が思っている以上に大変な作業である場合があります。


自己肯定感が低いと挑戦が怖くなる

さらに、自己肯定感が低くなっている状態では、
挑戦そのものが怖くなります。

難しそうなこと
失敗するかもしれない
怒られるかもしれない
避けたい

このとき子どもは、
無意識に挑戦を避けるようになります。

すると

宿題
挑戦
回避

という流れが生まれます。


親と子どもの認識のズレ

ここで、家庭の中にズレが生まれます。

親

宿題は作業でしょ!

子供
子供

宿題は挑戦なんだよ…

このズレが理解されないと、

  • やる気がない
  • 怠けている
  • 言うことを聞かない

という見え方になりやすくなります。


悪循環が生まれる

このようなやり取りが続くと、次のような流れが起きやすくなってきます。

こうして、
悪循環が生まれてしまいます。


家庭でできる関わり方

この悪循環を軽減するために、
家庭でできることがあります。


最初の一歩を小さくする

宿題で一番難しいのは「始めること」です。

例えば

  • 教科書を開くだけ
  • 問題を1問だけ
  • 5分だけやる

など、最初の一歩を小さくします。


行動を評価する

宿題はどうしても
「間違い」が目立つ課題です。

家庭では

  • 机に向かった
  • ノートを開いた
  • 1問やった

など、行動を評価することが
自己肯定感を守ることにつながります。


宿題の場面での叱責を減らす

宿題の場面で強い叱責が続くと

宿題 = 怒られる

という記憶が残ります。

すると次回

始めること自体が怖くなる

ことがあります。


家庭を回復の場所にする

子どもは外で

  • ルールに合わせる
  • 評価される
  • 失敗を気にする

環境にいます。

家庭では

安心して挑戦できる場所

を作ることが大切です。


まとめ

子どもが宿題をやらないとき、
それは怠けているのではなく

「始めること」が挑戦になっている

ことがあります。

家庭では、その挑戦で
自己肯定感が削られない関わり方を考えていきたいものです。


次回予告

自己肯定感が低くなると、
子どもは

  • 新しいことを避ける
  • 失敗を恐れる

といった行動を取りやすくなります。

次回は、
挑戦を避ける行動の背景について整理してみたいと思います。

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