我が家の長男は重度の知的障害を持ち、特別支援校に通う小学校6年生。
トイレは自分で行くことができますが、まだおしりを拭くことはできず、介助が必要です。
そんな長男にちょっとした変化がありました。
トイレでの様子
トイレでの用足しが終わりおしりを拭くとき、小さな子供はなかなかうまく自分では拭けないものです。
長男は小学6年生になってもそれがうまくできません。
うんちが終わると、「うんちでたー」とトイレから大声で呼んでくれます。
そして、トイレに行って声をかけると「まだ」と返してきたりすることもあります。(お前が呼んだんだろうが~!と思ったりします。)
ドアにはしっかりと鍵をかける長男。
終わっていれば、カチャッと鍵が開き、笑顔で迎えてくれます。
そして、
「おとうさん、やる」(私に拭けと言っている)
「はい、最初は自分でやってねー」と言って、トイレットペーパーを渡す。
すると、さっと撫でるようにおしりを拭き、
再び「おとうさん、やる」と言って、トイレは終わる。
かなり長くこのパターンが続いていましたが、最近変化があった。
自分で拭く!
長男に起きた変化、それはおしりを自分で拭くと言い始めたことです!
自宅以外ではよほど事がなければうんちをしない長男なのですが、学校でしたときに指導していただいたのか、連絡帳にも書かれていなかったので不明ではありますが、長男の中で何か意識の変化があったのでしょう。
拭く力が弱いので、ほとんど拭けていない状態になりやはり親の介助が必要ではあるものの、こういう気持ちの変化は大事にしてやりたいと思います。
少しずつだが、成長する
発達障害があるとはいえ、私たちと同じ人間です。
時間はかかりますが、きちんと成長します。
健常児の小学校6年生と比べれば、ゆっくりとした成長かもしれませんが、こういう身の回りのことは徐々にできるようになってくれると期待したいと思います。
さらに
最近では、ウォシュレットをかけてやる事もやってみています。
不思議な感覚なのか、ウヒヒヒと笑いながらお尻を洗っています。
こういう機械で、自分で処理できる可能性が高くなってくれるのは非常にありがたいことだと思います。
更に進歩しています!
2020/10/14 追記
最近では長男は、トイレットペーパーを自分で取り出す練習を始めています。
いくらウォシュレットでお尻を綺麗にできても、拭くことができなければ自分でトイレに入ることはできません。片手にペーパーを持ち、5回だけ引っぱって紙を切り、おしりを拭く。
この動作を練習中です。
今日の秘訣!
- 子供が自分でやる!と言った時は尊重しよう
- でも、後のフォローは親がやってあげよう
- 機械に頼るのも場合によってはアリ!