自己肯定感が低い子どもに起きる「悪循環」- 自己肯定感を考える②

子供との生活
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自己肯定感が低い子どもに起きる「悪循環」

前回の記事では、
子どもの癇癪がどのような流れで起きるのかを整理しました。

上の図のような流れです。

今回はその続きとして、
「自己肯定感が低くなると何が起きるのか」
を考えてみたいと思います。

私は専門家ではありませんが、
この記事は専門書や研究、公開されている情報を調べながら整理した内容と、
自分の子どもの経験をもとにまとめたものです。

同じようなお悩みを持つご家庭に何かのヒントになればと思っています。


自己肯定感とは何か

自己肯定感という言葉はよく聞きますが、
簡単に言えば

「自分には価値がある」
「自分は大丈夫だ」

という感覚です。

これは
「自信」と少し似ていますが、
もう少し土台に近い感覚です。

例えば

・失敗しても「またやればいい」と思える
・うまくいかなくても「自分はダメだ」とは思わない
・新しいことに挑戦してみようと思える

こういった心の状態の土台にあるのが
自己肯定感です。


自己肯定感が低いと起きること

では、自己肯定感が下がると
子どもには何が起きるのでしょうか。

よく見られる変化は次のようなものです。

新しいことを避ける

挑戦すると失敗する可能性があります。

自己肯定感が低い状態では
その失敗が

「自分はダメだ」

という感覚につながりやすくなります。

そのため子どもは
無意識に 挑戦を避ける ようになります。


失敗を強く恐れる

自己肯定感が低いと

失敗 = 自分の価値の否定

と感じやすくなります。

その結果

・完璧にできそうなことしかやらない
・できないことを最初から避ける
・途中で投げ出す

といった行動が起きやすくなります。


自分を否定する

さらにこの状態が続くと

・どうせ無理
・自分はできない
・やっても意味がない

といった言葉が増えていきます。

これは単なる甘えではなく、
心理学では

「学習性無力感」

と呼ばれる状態に近いものです。


学習性無力感とは

学習性無力感とは

何度も失敗や否定を経験すると
「努力しても結果は変わらない」と学習してしまう状態です。

すると人は

努力そのものをやめてしまいます。

これは子どもだけでなく
大人でも起きる現象です。


日常生活で起きる困りごと

自己肯定感が低い状態が続くと、
日常生活の中でさまざまな困りごとが起きやすくなります。

例えば

・宿題をやらない
・片付けをしない
・新しいことに挑戦しない
・学校で疲れやすい

などです。

これらは一見すると

「やる気がない」
「怠けている」

ように見えることもあります。

しかし実際には

「失敗を避ける行動」

である場合も少なくありません。


自己肯定感が低いとストレスも増える

もう一つ大きな問題があります。

それは

ストレス耐性が下がってしまうことです。

自己肯定感が低い状態では
同じ出来事でも

・自分はダメだ
・また怒られる
・どうせうまくいかない

と感じやすくなります。

つまり

外の世界がより厳しく感じられてしまう

ようになるのです。

すると

という
前回の記事で紹介した流れが
起きやすくなります。


悪循環が生まれる

ここで問題になるのは
この構造が

悪循環になることです。

この循環が続くと
子どもはどんどん

「自分はできない」

と思うようになってしまいます。


ではどうすればいいのか

ここで大事なことがあります。

それは

自己肯定感は固定されたものではない

ということです。

環境や関わり方によって
回復していくものでもあります。

特に家庭は

子どもにとって
回復できる場所になります。


次回の記事

次回は
日常の困りごとの中でもよくある

「宿題をやらない理由」

を取り上げます。

これは単なる「やる気」の問題ではなく、
今回説明した

自己肯定感や失敗への不安

と深く関係している場合があります。

構造を理解すると
見え方が少し変わってくるかもしれません。

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