支援校中学2年生 初のショートステイ体験

子供との生活
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我が家の長男くんは支援校に通う中学2年生。
将来を見据えてショートステイの練習をすることにしました。

この記事では、そんな長男くんが初めてショートステイに行った時の記録を掲載しておきます。

お子さんによって、反応は大きく違うようですので一つの例として参考になればと思います。

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ショートステイとは?

ショートステイとは、グループホームなどを短期間(1日~1週間程度まで)利用する制度のことです。
グループホームで枠を用意して

なかなか取れない!ショートステイ戦争

この便利なショートステイ、長期入居を前提としている施設の部屋を一部割いて行う運用がほとんどのため、利用できる枠が限られています。

補助金などの関係から、利用には予めその施設を使用するという取り交わしと役所への申請・認定を受けている必要があります。

その上、我が家のように将来の練習として利用する場合や、早く施設に入居させたいと考えている家庭で長期利用しているケースなどもあり、なかなか予約が取れません。

妻のバス停コミュニティー(支援校への送迎バスの集まり)では新規に事業所が開所する情報がやり取りされ、新しい施設ができるとなるとすぐに見学→良さそうならばとりあえず契約…という流れが出来上がりつつあるようです。

これはこれで、この先の利用者さんが契約できなくなりそうですが、まだまだ絶対数が少ないということもあり、このような状況が現状のようです。

我が家はこの資料によると、なんとか東京圏に含まれる地域ではありますので、全国的には比較的恵まれているのではないかと思われますがそれでもそのような状況です。
より施設の少ない場所ではもっと深刻な状況になっているのかもしれず、行政にはもっと頑張ってもらいと感じます。

長男くん、ショートステイに向かう

前日

予め、ショートステイでやることを予定表を作成して事前学習しようとしてみました。
見通しがつくことにより、少しでも安心感を得てもらおうと考えたためです。

が、いまいちピンときている様子はありませんでした。

当日の朝~帰宅

朝も同じように事前学習をしましたが、やはりピンときている様子はなくそのまま学校に向かっていきました。

学校からの帰り、いつもはデイのお迎えに乗っていくのをスクールバスで帰宅してきたのでちょっと様子が違うことを察した感じがありました。

また、妻が「今日はお泊まりだけど、お父さんとお母さんは一緒ではない」旨を伝えると、やっと少し状況を理解したのでしょうか、不安そうな表情を浮かべていました。

ショートステイへ出発

私の運転するクルマで、妻と一緒にショートステイに向かいましたが、癇癪をおこすようなこともなく静かに座っていました。

ショートステイに到着すると、建物に入りたがりませんでしたが、暴れるようなこともなく大人しく入室。
その後、スマホのWi-Fiや最大音量の設定(Androidの機種によってできる・できないがあります)を行って準備を進めていると、「かえる」と言っていました。

ショートステイは

見学したのが休日だったためか、人がいない閑散とした雰囲気だったのですが、金曜日の夕方ということもあり、利用者さんたちが作業書などから帰宅する時間と重なっていたこともあり、職員さんは見えただけでも4~5名居り、にぎやかな雰囲気でした。

長男くんを担当してくれるという方は若い女性の方で、他のスタッフの方についても若い女性が多いようでした。
男性よりも利用者さんが安心できるからでしょうか、長男くんもそのタイプなのでちょっと安心しました。

長男くんを置いて帰宅

いつもは欲しがるアメも食べず、スマホも触らずで「大丈夫かな…」と思いながらも次男くんが帰宅する時間も迫っていましたのでショートステイに長男くんを残して帰宅してきました。

泣いたり暴れたりすることもなく、寂しそうにしていました。

覚悟を決めてくれたのか、状況を飲み込めずパニックに陥っていたのか、それは次回以後の反応でわかるのかもしれません。

ショートステイでの様子

ショートステイの様子は初回については施設長の方が記録を残してくれるとのことでしたが、ちゃんと過ごせているのか、様子がわからないのはかなり不安感がありました。

そこで、思い出したのが長男くんにスマホを渡していたことです。

ホームからの報告

ショートステイの様子は初回に限られるようですが、記録を提供していただけるとのことで、長男くんがどのように過ごしたのかの、凡その様子を知らせていただくことができました。
それによると…

食事

いつも育ち盛りでモリモリとご飯を食べる長男くん、ご飯は美味しそうなメニューが献立で書かれており、心配していなかったのですが…

一番たいへんだった部分だったようです。

まず、集団で食べることに慣れておらず、食堂に行くことを拒否したようで18時に食事だったのが20時頃まで出てこずに、声がけと介助でやっと食べ始めたとのことでした。

それでもおかずは全て食べたものの、ご飯と味噌汁は半分ほど残したとのこと。

いつも家では私よりも大盛りご飯を食べているのにお腹を減らしてしまったのではなかったでしょうか。

また、翌日の朝食は食べ始めたようですが、半分ほど残してしまったとのこと。
ストレスが食欲に出やすいタイプなのかもしれません。

お風呂

お風呂は支援の方が促すと素直に従い、着脱も独りでできたようです。

湯船には5分ほど浸かっていたようですが、いつもはお風呂で遊んで過ごしてもう少し長く入っているかな?という感覚なので、一人で入るとこういうものなのかもしれません。

お風呂は一人入る都度お湯を全て交換し、清掃も行われるようなので一人あたりの持ち時間が少ないのかもしれません。
また、当然介助の方は一緒にいますので安全面では心配はありません。

就寝まで

ずっと観察されているという事はなかったと思いますが、部屋で平和に過ごしていたであろう事はYoutubeの履歴から推察することができます。
Youtubeでの履歴確認方法については別記事で掲載しようと思います。

睡眠

就寝時間~朝まではよく寝ていたようです。
なれないベッドだったので、寝られるかなとちょっと心配がありましたが、この点は問題なしだったようです。

朝の様子

朝ごはんを食べ終えた後は直ぐに帰り支度を始めたようです。
妻が玄関に迎えに行くと、もう玄関の近くに立ちスマホを見ていたとのこと。

帰宅後の様子

車に乗ってから家につくまで、話しかけてもなかなか言葉が出てこない様子でした。
やはり、気を遣ったのかなりの疲労があったのでしょう。

1時間ほどすると好物のゼリーやパンなどを少しずつ食べて元気を取り戻しています。

食欲がなかった様子だったので、ストレスが胃腸に来るタイプかもしれないと思い、しばらくは注意して観察する必要があると思いますが、徐々に元気になってくれていてひと安心です。

今日の、「秘訣」!

  • 本人が可能な限り状況を飲み込めるように十分すぎる程の準備を!
  • 初めての場所・人の中で孤独な時間を過ごす事も。場所を取らず一人でも楽しめるものを持たせる
  • 帰宅後に食べる好物は多めに準備しておく
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